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日米業種リードラグPCA戦略の事後検証 — 論文公開前+2.8% / 公開後-16.3%

  • 論文準拠パラメータ(L=60営業日、λ=0.9、K=3)で自前実装したPCA_SUB戦略を、論文公開前(2026/01/05〜03/18, 50営業日)と公開後(03/19〜05/20, 40営業日)の2期間で検証。累積リターンは公開前+2.8%(年率+17%・シャープ0.82)、公開後-16.3%(年率-67%・シャープ-3.77)と、公開を境にきれいに反転した
  • 同期間のTOPIX寄→引リターンは公開前+8.5%、公開後-3.0%。市場全体の動きでは説明できない反転で、論文公開によって参加者が増え、シグナルが事前に織り込まれた(クラウディング解消)可能性を示唆する
  • 公開前はLONG/SHORTの業種採択が日次で入れ替わって動いていたが、公開後は「シクリカル買い・ディフェンシブ売り」というポジションに収れんした。検証期間中の日中はそれと逆の動きが続き、銀行・電機精密・商社が大きく沈んだ
日米業種リードラグPCA戦略の論文公開前後の累積リターン推移

前回記事「アメリカの株価で翌日の日本株を予測? — 「時差」を使った投資戦略の論文をわかりやすく解説」では、2026年3月18日に発行された日米業種リードラグPCA戦略の論文を紹介した。論文のバックテストは年率+23.8%・シャープレシオ2.22という派手な数字で、紹介記事の中でも「実運用では同じ数字は出ない」と書いた。今回はさらに踏み込み、論文公開「前」と「後」で結果がどう違うかを分けて検証する。「論文が公開されることでアービトラージ参加者が増え、エッジが消える」という仮説を、自分のデータで確かめてみた。

1. 検証のきっかけ — 論文公開でエッジは消えるのか

論文のバックテスト期間は2015年〜2025年12月。年率+23.8%・シャープ2.22・最大DD9.6%という出来すぎな数字が記録されている。投資戦略では「公開された瞬間からエッジが削られる」というのがよく知られた現象で、特にシグナルが単純に観察できる戦略ほどその傾向は強い。

そこで本検証では、論文公開(2026年3月18日)の前後で2つの期間に分けてリターンを比較する。

  • Period A(公開前のOOS): 2026年1月5日(バックテスト期間終了翌営業日)〜 2026年3月18日(論文公開日)、50営業日
  • Period B(公開後): 2026年3月19日 〜 2026年5月20日、40営業日

Period A は、論文のバックテストには含まれないが、まだ世間に公開されていない期間。ここで戦略が機能していれば「過学習ではない真のエッジ」が存在することになる。Period B は論文公開後の期間で、アービトラージの結果としてエッジが薄れているなら、Period A と Period B で結果に差が出るはず——という仮説検証だ。

2. データと検証手法

戦略の実装

論文記載のパラメータで自前で実装した。

項目 内容
手法 部分空間正則化付きPCA(PCA_SUB)
ウィンドウ長 L 60営業日(論文準拠)
正則化重み λ 0.9(お手本サブスペースへの混合比率、論文準拠)
ファクター数 K 3(論文準拠)
お手本サブスペース F1=グローバル(全28業種を等ウェイト)、F2=日米スプレッド(米=+, 日=-)、F3=シクリカル/ディフェンシブ(景気敏感業種を+、ディフェンシブ業種を-)
ポジション 予測値上位3業種をLONG、下位3業種をSHORT、残り11業種はNEUTRAL
執行 日本市場の寄付き(open)で建て、大引け(close)で決済(インデイ・ロングショート)

データ

  • 米国セクターETF(11業種): XLB/XLC/XLE/XLF/XLI/XLK/XLP/XLRE/XLU/XLV/XLY のclose-to-closeリターン(前日終値→当日終値)
  • 東証17業種別ETF(17業種): 1617〜1633 のclose-to-closeリターン(訓練用)および寄→引リターン(執行用)
  • ベンチマーク: TOPIX の寄→引リターン

論文の説明に従い、各JP取引日 t について「過去60営業日分の (US t-1日, JP t日) のペア」で28次元の標準化リターン行列を組み、PCA → お手本サブスペースへの混合(λ=0.9)→ 直近のUS符号で因子スコアを計算 → JP側ローディングで予測値を復元、という流れでシグナルを生成した。

データの前提条件と制約

本検証の数値は以下の制約のもとに解釈する必要がある。

  • サンプルが小さい — Period A 50日、Period B 40日。論文のバックテストは約2,500営業日相当で、それと比べて本検証は短期間のスナップショット
  • お手本サブスペースの定義 — 論文では「グローバル/日米スプレッド/シクリカル・ディフェンシブ」と説明されているが、具体的なベクトル定義は記載がない。本検証では標準的な解釈(業種ごとに ±1 を割り当て、Gram-Schmidt 直交化)で実装した
  • 取引コスト・空売り規制は未考慮 — グロスのリターン
  • マーケットインパクト未考慮 — 寄付き・大引けで指値が成立する前提
  • シクリカル・ディフェンシブの業種分類は本検証で以下のように設定した。米国シクリカル: XLB/XLC/XLE/XLF/XLI/XLK/XLY、米国ディフェンシブ: XLP/XLU/XLV/XLRE。日本シクリカル: 1618/1619/1620/1622/1623/1624/1625/1628/1629/1631/1632、日本ディフェンシブ: 1617/1621/1626/1627/1630/1633

3. 結果 — 公開前+2.8% / 公開後-16.3%

結論から示す。公開前のPeriod Aではロングショートは累積+2.8%、公開後のPeriod Bでは累積-16.3%だった。同期間のTOPIX寄→引は公開前+8.5%、公開後-3.0%。市場全体の影響を引いても、戦略のリターンは公開前後できれいに反転している。

Period AとPeriod Bの累積リターン推移
図1: Period A(緑、公開前)と Period B(赤、公開後)の累積リターン推移。各期間の初日を0%とした内部累積で表示。論文公開日(破線)を境に戦略の挙動が反転している。
系列 期間 日数 累積 年率リターン 年率リスク シャープ 勝率
ロングショート Period A(公開前) 50 +2.79% +17.2% 21.0% +0.82 52%
ロングショート Period B(公開後) 40 -16.27% -66.5% 17.6% -3.77 32.5%
TOPIX寄→引 Period A(公開前) 50 +8.48% +52.0% 15.4% +3.37 62%
TOPIX寄→引 Period B(公開後) 40 -3.03% -16.4% 16.1% -1.02 37.5%

注目すべきは、Period A から Period B にかけてロングショートのシャープレシオが+0.82から-3.77へ大きく反転している点だ。一方TOPIXのシャープも+3.37から-1.02へ反転しているが、その変化幅は戦略よりずっと小さい。市場全体のレジーム変化だけでは説明できない、戦略固有の劣化が起きている。

2期間連結の日次PnL
図2: 日次PnL(ロングショート・コストなし)。緑=プラス、赤=マイナス。論文公開(破線)を境にマイナス日が増えている。

4. 公開前と公開後で業種選択がどう変わったか

結果の違いをもう少し詳しく見るために、各業種が LONG / SHORT / NEUTRAL に何日選ばれたかを集計した。

業種ごとのLONG/SHORT/NEUTRAL採択回数(2期間別)
図3: 業種ごとに各期間で LONG / SHORT / NEUTRAL として何日選ばれたかの集計。左=Period A、右=Period B。

Period A では LONG と SHORT で同じ業種が頻繁に登場する(小売はLONG 19日・SHORT 19日、食品はLONG 16日・SHORT 16日など)。これは戦略のシグナルが日次で大きく振れていたことを意味する。50日のうち、業種ポジションがほぼ毎日入れ替わるくらい不安定だった。

一方 Period B は様変わりする。LONG は銀行(19日)・商社・卸売(16日)・機械・電機・精密(各12日)といったシクリカル業種に集中。SHORT は電力・ガス(24日)・食品(22日)・不動産(14日)・小売(13日)といったディフェンシブ業種に集中。40日のうち多くで「シクリカル買い・ディフェンシブ売り」というほぼ同じポジションを取り続けていた。

つまり Period B では戦略の中身が「シクリカル vs ディフェンシブ」という単一のベットに収れんしていた。ところが検証期間中の日本市場の寄→引では、それと逆方向の動きが続いた。銀行・電機・精密・商社などが日中に下げて、ディフェンシブ業種は底堅く推移、という流れが繰り返された結果が累積-16.3%だ。

5. なぜ反転したのか — 考察

原因1: 論文公開によるシグナル先回り(クラウディングの解消)

投資戦略の世界では、論文や記事で公開された手法はその瞬間からエッジが削られ始めるのがよく知られた話だ。論文を読んだプロのトレーダーや個人投資家が同じシグナルを使い始め、シグナルの方向に先回りで動くことで、戦略のリターン源泉が薄まる現象だ。

本検証では、Period A(公開前)でわずかに+のリターンを出していた戦略が、Period B(公開後)で大きく沈んだ。Period Bでは戦略が「シクリカル買い・ディフェンシブ売り」というほぼ単一のシグナルに収れんしており、論文を読んだ参加者にとっては追随しやすい形になっていた。寄付前に方向が読めるなら、本気で乗る人もいれば、逆指値で先回りして利益確定する人も出てくる。結果として「寄り高 → 引け安」のような動きが発生し、寄→引で執行するこの戦略には逆風が吹いたと考えるのが自然だ。

原因2: バックテスト期間の終わり付近で「市場レジーム」が変わっていた可能性

論文のバックテスト期間は2025年12月まで。Period A はそこから1月超を経過した期間で、市場の地合いはバックテスト期間後半とは少し違っていた可能性がある。Period A でも戦略のシャープレシオは0.82で、論文の2.22には大きく届いていない。つまり「公開されていなくてもバックテストどおりは出ない」ところまで含めて、戦略の劣化は既に始まっていたのかもしれない。

原因3: 寄→引の摩擦

論文のバックテストはおそらく「アメリカ閉場後のシグナル → 翌日の日本開場〜終値」のリターンを計算しているが、執行ベースでは寄付の気配がややスリッページを生む、引けで指値が成立しにくいといった摩擦がある。特に流動性の低い東証17業種別ETFでは、寄付で買いたい人が殺到すると寄値が上ぶれて入った瞬間に含み損、ということが起こる。Period B でシクリカル買いが集中したとすれば、この摩擦が利いた可能性がある。

原因4: お手本サブスペースの解釈差

論文は「グローバル/日米スプレッド/シクリカル・ディフェンシブ」の3因子を使うと述べているが、具体的なベクトルは書かれていない。本検証で採用した分類(XLE/XLF/XLI 等を米国シクリカル、1618/1631/1625 等を日本シクリカル)は標準的な解釈だが、論文の設定と完全一致しているかは確認できない。仮に論文と分類が異なれば、シグナルの符号自体が変わる。論文の通りの分類が分かれば再検証したい部分だ。

個人的な見解

今回ハッキリしたのは、公開前と公開後で結果がきれいに反転したことだ。Period Aは小さくプラス、Period Bは大きくマイナス。市場全体(TOPIX)の動きで説明できる差ではない。論文を読んだ参加者がサインの方向に先回りで動いた、と考えると辻褄が合う。実際 Period B では「シクリカル買い・ディフェンシブ売り」というほぼ同じポジションを毎日取り続ける形になっていて、これは外から追随しやすい構造でもあった。

ただ、たった2期間(合計90営業日)で戦略を完全に切る気はない。Period B がたまたま厳しい局面だった、という可能性も残るし、論文の3因子の定義が自分の解釈と違っていればまた別の結果になる。検証期間を伸ばして、続けて見ていくつもりだ。

シャープ1超えで長く回せる戦略はめったにないと思う。自分のお金で動かす前にはフォワードテストを行いもう一段の検証を入れたい。

6. まとめ

本検証の要点

  • 論文準拠パラメータ(L=60, λ=0.9, K=3)で自前実装したPCA_SUB戦略を、公開前50日と公開後40日に分けて検証
  • 累積リターンは公開前+2.79%(シャープ+0.82)、公開後-16.27%(シャープ-3.77)。同期間TOPIX寄→引は+8.5% → -3.0%
  • 公開後は「シクリカル買い・ディフェンシブ売り」というほぼ単一のポジションに収れんしたが、検証期間中の日中はそれと逆の動きが続いた
  • 論文公開によりシグナルが市場に織り込まれ、アービトラージの結果としてエッジが消失した可能性が高い
  • 論文の年率+23.8%・シャープ2.22という数字は、公開後の実運用ではそのまま再現されないことを示すデータと整合する

論文を紹介した前回記事「アメリカの株価で翌日の日本株を予測?」と今回の検証記事をセットで読むと、バックテストの中の数字と実運用のギャップが見えてくる。シャープ2を超える派手なバックテストを見たら、まずは「これが公開された瞬間からエッジは削られていく」「自分が動かしたらバックテスト通りには行かない」と一段割り引いて読む、その感覚を持っておくくらいでちょうどよいと思っている。

7. Appendix

A. Period A 日次のロング・ショート構成と損益(公開前OOS, 50営業日)

論文公開前のOOS期間。各営業日でロング3業種・ショート3業種、ロングショートPnL、100万円スタート想定の日次損益(円)と残高を全件掲載。残高は前日残高 × (1 + 日次リターン) の複利計算。最終残高は1,027,881円(+27,881円、+2.79%)

日付 ロング(上位3業種) ショート(下位3業種) 日次PnL 日次損益(円) 残高(円)
1/5(月)鉄鋼・非鉄、機械、電機・精密不動産、食品、小売+2.00%+20,0051,020,005
1/6(火)鉄鋼・非鉄、電機・精密、機械不動産、食品、小売-0.35%-3,5831,016,422
1/7(水)情報通信・サービスその他、医薬品、不動産商社・卸売、エネルギー資源、運輸・物流+0.89%+9,0851,025,507
1/8(木)運輸・物流、エネルギー資源、商社・卸売不動産、医薬品、情報通信・サービスその他-0.09%-9701,024,537
1/9(金)情報通信・サービスその他、医薬品、鉄鋼・非鉄建設・資材、エネルギー資源、運輸・物流-0.08%-7961,023,741
1/13(火)小売、食品、不動産機械、電機・精密、鉄鋼・非鉄-0.16%-1,6821,022,059
1/14(水)小売、食品、不動産機械、電機・精密、鉄鋼・非鉄-1.47%-15,0111,007,048
1/15(木)小売、食品、不動産電機・精密、機械、鉄鋼・非鉄+0.06%+5991,007,647
1/16(金)情報通信・サービスその他、医薬品、不動産建設・資材、エネルギー資源、運輸・物流-0.20%-2,0061,005,641
1/19(月)小売、食品、電力・ガス機械、電機・精密、鉄鋼・非鉄+0.49%+4,9381,010,579
1/20(火)小売、食品、電力・ガス機械、電機・精密、鉄鋼・非鉄+2.10%+21,2701,031,849
1/21(水)小売、食品、電力・ガス機械、電機・精密、鉄鋼・非鉄-1.98%-20,4541,011,395
1/22(木)鉄鋼・非鉄、電機・精密、機械電力・ガス、食品、小売+0.34%+3,4751,014,870
1/23(金)鉄鋼・非鉄、電機・精密、機械不動産、食品、小売+0.11%+1,1591,016,029
1/26(月)小売、食品、不動産機械、電機・精密、鉄鋼・非鉄+0.21%+2,1391,018,168
1/27(火)情報通信・サービスその他、鉄鋼・非鉄、機械小売、エネルギー資源、運輸・物流+0.79%+8,0831,026,251
1/28(水)鉄鋼・非鉄、機械、電機・精密電力・ガス、食品、小売+1.70%+17,4461,043,697
1/29(木)エネルギー資源、鉄鋼・非鉄、電機・精密不動産、食品、情報通信・サービスその他-0.07%-7101,042,987
1/30(金)鉄鋼・非鉄、機械、電機・精密電力・ガス、食品、小売-1.51%-15,7371,027,250
2/2(月)小売、食品、不動産電機・精密、機械、鉄鋼・非鉄+1.15%+11,8121,039,062
2/3(火)鉄鋼・非鉄、機械、電機・精密不動産、食品、小売+3.42%+35,5591,074,621
2/4(水)小売、食品、情報通信・サービスその他電機・精密、機械、鉄鋼・非鉄-1.66%-17,8171,056,804
2/5(木)食品、情報通信・サービスその他、小売機械、鉄鋼・非鉄、エネルギー資源+2.53%+26,6981,083,502
2/6(金)小売、食品、医薬品機械、電機・精密、鉄鋼・非鉄-1.42%-15,3621,068,140
2/9(月)情報通信・サービスその他、電機・精密、鉄鋼・非鉄エネルギー資源、小売、運輸・物流+1.00%+10,6991,078,839
2/10(火)鉄鋼・非鉄、電機・精密、機械医薬品、食品、小売+1.66%+17,8951,096,734
2/12(木)小売、医薬品、情報通信・サービスその他電機・精密、鉄鋼・非鉄、エネルギー資源-1.37%-14,9851,081,749
2/13(金)小売、食品、医薬品機械、電機・精密、鉄鋼・非鉄+2.67%+28,9081,110,657
2/16(月)情報通信・サービスその他、医薬品、不動産運輸・物流、自動車・輸送機、エネルギー資源+0.27%+2,9581,113,615
2/17(火)情報通信・サービスその他、不動産、医薬品エネルギー資源、運輸・物流、自動車・輸送機-1.46%-16,2711,097,344
2/18(水)運輸・物流、自動車・輸送機、エネルギー資源医薬品、不動産、情報通信・サービスその他+0.43%+4,7271,102,071
2/19(木)鉄鋼・非鉄、電機・精密、機械医薬品、食品、小売+0.05%+5971,102,668
2/20(金)運輸・物流、自動車・輸送機、小売電機・精密、不動産、情報通信・サービスその他-0.91%-10,0841,092,584
2/24(火)小売、食品、医薬品機械、電機・精密、鉄鋼・非鉄-2.67%-29,1191,063,465
2/25(水)電機・精密、機械、銀行電力・ガス、小売、食品-1.17%-12,4341,051,031
2/26(木)鉄鋼・非鉄、機械、電機・精密医薬品、食品、小売-1.49%-15,6521,035,379
2/27(金)鉄鋼・非鉄、エネルギー資源、機械不動産、医薬品、小売+1.31%+13,5851,048,964
3/2(月)小売、医薬品、不動産機械、エネルギー資源、鉄鋼・非鉄-1.88%-19,6981,029,266
3/3(火)商社・卸売、銀行、鉄鋼・非鉄小売、情報通信・サービスその他、不動産+0.51%+5,2261,034,492
3/4(水)運輸・物流、自動車・輸送機、商社・卸売医薬品、不動産、情報通信・サービスその他-1.23%-12,6841,021,808
3/5(木)電機・精密、金融(除く銀行)、銀行電力・ガス、小売、食品+0.66%+6,7301,028,538
3/6(金)商社・卸売、運輸・物流、自動車・輸送機医薬品、情報通信・サービスその他、不動産-0.99%-10,2081,018,330
3/9(月)食品、小売、電力・ガス銀行、金融(除く銀行)、電機・精密+0.30%+3,0971,021,427
3/10(火)不動産、情報通信・サービスその他、医薬品自動車・輸送機、運輸・物流、商社・卸売-0.58%-5,9471,015,480
3/11(水)商社・卸売、運輸・物流、自動車・輸送機医薬品、情報通信・サービスその他、不動産+0.20%+2,0281,017,508
3/12(木)商社・卸売、銀行、運輸・物流小売、食品、不動産+0.77%+7,8571,025,365
3/13(金)食品、小売、電力・ガス機械、金融(除く銀行)、電機・精密+1.85%+18,9351,044,300
3/16(月)食品、小売、電力・ガス電機・精密、商社・卸売、銀行-0.94%-9,8361,034,464
3/17(火)電機・精密、機械、銀行電力・ガス、小売、食品-0.55%-5,7031,028,761
3/18(水)商社・卸売、銀行、電機・精密電力・ガス、小売、食品-0.09%-8801,027,881
合計 50営業日 (2026/01/05〜03/18) +2.79% +27,881 1,027,881

B. Period B 日次のロング・ショート構成と損益(公開後, 40営業日)

論文公開後の期間。最終残高は837,302円(-162,698円、-16.27%)

日付 ロング(上位3業種) ショート(下位3業種) 日次PnL 日次損益(円) 残高(円)
3/19(木)運輸・物流、自動車・輸送機、商社・卸売医薬品、不動産、情報通信・サービスその他+0.10%+9951,000,995
3/23(月)商社・卸売、運輸・物流、自動車・輸送機医薬品、情報通信・サービスその他、不動産+1.07%+10,6661,011,661
3/24(火)素材・化学、機械、エネルギー資源医薬品、電力・ガス、情報通信・サービスその他-0.70%-7,0721,004,589
3/25(水)素材・化学、機械、エネルギー資源小売、電力・ガス、情報通信・サービスその他-2.50%-25,131979,458
3/26(木)素材・化学、機械、エネルギー資源食品、小売、電力・ガス+0.89%+8,704988,162
3/27(金)小売、食品、電力・ガス機械、素材・化学、電機・精密+1.71%+16,8901,005,052
3/30(月)小売、食品、電力・ガス素材・化学、機械、電機・精密-0.04%-4011,004,651
3/31(火)食品、不動産、小売金融(除く銀行)、銀行、商社・卸売+0.70%+7,0341,011,685
4/1(水)電機・精密、機械、素材・化学電力・ガス、食品、小売+2.04%+20,6191,032,304
4/2(木)電機・精密、銀行、機械電力・ガス、小売、食品-0.55%-5,7021,026,602
4/3(金)不動産、食品、医薬品金融(除く銀行)、銀行、商社・卸売-0.98%-10,0961,016,506
4/6(月)不動産、食品、医薬品金融(除く銀行)、銀行、商社・卸売-0.10%-9901,015,516
4/7(火)電機・精密、銀行、機械電力・ガス、小売、食品-0.75%-7,6321,007,884
4/8(水)商社・卸売、金融(除く銀行)、銀行医薬品、食品、不動産-1.81%-18,251989,633
4/9(木)機械、電機・精密、素材・化学電力・ガス、食品、小売+1.00%+9,901999,534
4/10(金)不動産、情報通信・サービスその他、電力・ガス銀行、金融(除く銀行)、商社・卸売-1.30%-12,999986,535
4/13(月)商社・卸売、銀行、金融(除く銀行)電力・ガス、食品、不動産-1.01%-10,006976,529
4/14(火)商社・卸売、電機・精密、銀行電力・ガス、小売、食品-1.70%-16,611959,918
4/15(水)電機・精密、機械、建設・資材電力・ガス、食品、小売-0.10%-964958,954
4/16(木)商社・卸売、銀行、金融(除く銀行)不動産、電力・ガス、食品-0.26%-2,539956,415
4/17(金)機械、電機・精密、素材・化学商社・卸売、食品、小売-0.39%-3,718952,697
4/20(月)不動産、電力・ガス、医薬品銀行、金融(除く銀行)、商社・卸売-1.02%-9,747942,950
4/21(火)商社・卸売、銀行、金融(除く銀行)電力・ガス、不動産、食品-1.94%-18,259924,691
4/22(水)商社・卸売、金融(除く銀行)、銀行食品、電力・ガス、不動産-1.35%-12,527912,164
4/23(木)電機・精密、銀行、商社・卸売電力・ガス、小売、食品+0.79%+7,179919,343
4/24(金)食品、電力・ガス、不動産金融(除く銀行)、銀行、商社・卸売-0.83%-7,658911,685
4/27(月)商社・卸売、銀行、金融(除く銀行)電力・ガス、不動産、食品+0.54%+4,952916,637
4/28(火)商社・卸売、銀行、金融(除く銀行)不動産、電力・ガス、食品+0.16%+1,479918,116
4/30(木)商社・卸売、銀行、金融(除く銀行)不動産、電力・ガス、食品-1.60%-14,677903,439
5/1(金)不動産、食品、電力・ガス金融(除く銀行)、銀行、商社・卸売-1.79%-16,200887,239
5/7(木)電機・精密、機械、銀行電力・ガス、小売、食品+0.42%+3,690890,929
5/8(金)商社・卸売、金融(除く銀行)、銀行電力・ガス、不動産、情報通信・サービスその他+0.55%+4,880895,809
5/11(月)商社・卸売、銀行、電機・精密不動産、電力・ガス、食品-1.32%-11,847883,962
5/12(火)電機・精密、機械、銀行電力・ガス、小売、食品-0.22%-1,946882,016
5/13(水)食品、電力・ガス、不動産電機・精密、銀行、商社・卸売-2.85%-25,135856,881
5/14(木)商社・卸売、銀行、金融(除く銀行)不動産、電力・ガス、食品-0.51%-4,350852,531
5/15(金)電機・精密、機械、銀行電力・ガス、食品、小売-1.24%-10,569841,962
5/18(月)商社・卸売、金融(除く銀行)、銀行電力・ガス、情報通信・サービスその他、不動産-0.83%-6,954835,008
5/19(火)食品、電力・ガス、不動産金融(除く銀行)、銀行、商社・卸売+0.87%+7,244842,252
5/20(水)食品、小売、電力・ガス銀行、電機・精密、商社・卸売-0.59%-4,950837,302
合計 40営業日 (2026/03/19〜05/20) -16.27% -162,698 837,302

C. 使用業種ETF一覧

本検証で使用した東証17業種別ETFは以下のとおり。論文と同じく、これら17業種をTOPIX-17区分に対応するETFとして用いた。

コード 業種 コード 業種
1617食品1626情報通信・サービスその他
1618エネルギー資源1627電力・ガス
1619建設・資材1628運輸・物流
1620素材・化学1629商社・卸売
1621医薬品1630小売
1622自動車・輸送機1631銀行
1623鉄鋼・非鉄1632金融(除く銀行)
1624機械1633不動産
1625電機・精密  

対象論文: 中川慧ら『部分空間正則化付き主成分分析を用いた日米業種リードラグ投資戦略』, 人工知能学会第二種研究会資料 SIG-FIN-036(2026年3月18日発行), J-STAGE

※本記事は公開情報に基づく情報整理であり、個人の見解を含みます。特定の銘柄の売買や投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任においてお願いいたします。

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