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SBGのOpenAI効果・ユニチカ急騰→ストップ安|2026年2月18日 話題株TOP15

対象日: 2026年2月18日(火) / 調査日: 2026年2月18日

💡 この記事のポイント

  • ソフトバンクグループの4-12月期純利益が前年同期比5倍の3兆1,726億円に急拡大。OpenAI評価額上昇による投資利益が2.8兆円を占める。
  • ユニチカが年初から株価6倍に急騰した直後にストップ安(-22.81%)。データセンター向けガラス繊維への期待が先行した急騰劇が暗転。
  • メタプラネットがBTC保有30,823枚で売上1,702%増も、含み損2,005億円を抱え株価が乱高下。
  • 15銘柄中7銘柄がバイオ・医薬品で、再生医療やがん治療など新薬開発進展への期待が集中。
SECTION 01

本日の注目銘柄の概況

2026年2月18日の東京株式市場では、決算シーズン終盤を迎え注目度の高い銘柄に取引が集中した。投資家の間で特に話題となった15銘柄を調査したところ、AI・半導体関連の大型決算テーマ株の急騰急落バイオ・医薬品の開発進展が共通のトレンドとして浮かび上がった。

ソフトバンクグループの純利益3.1兆円というメガサプライズに加え、ユニチカの年初来6倍→ストップ安という劇的な展開、メタプラネットのビットコイン3万枚超保有と含み損2,000億円という両極端な話題が市場を賑わせた。また、サンリオが好決算・増配・株式分割のトリプル好材料で注目を集めた一方、バイオセクターでは再生医療・遺伝子治療・がん治療ウイルスといった先進分野の開発進展が投資家の期待を喚起している。

最高話題性
★★★★★
3銘柄
決算発表銘柄
12銘柄
80%
バイオ・医薬品
7銘柄
47%
注目テーマ
AI・BTC
暗号資産・半導体
SECTION 02

注目銘柄一覧

順位 銘柄名(コード) 業種 テーマ 話題性
1ユニチカ(3103)繊維製品データセンター★★★★★
2ソフトバンクG(9984)情報・通信業AI・OpenAI★★★★★
3メタプラネット(3350)卸売業ビットコイン★★★★★
4サンリオ(8136)卸売業IP・株式分割★★★★☆
5住友ファーマ(4506)医薬品決算★★★★☆
6キオクシアHD(285A)電気機器半導体★★★★☆
7ラクオリア創薬(4579)医薬品創薬★★★☆☆
8ジーエヌアイG(2160)医薬品医療機器★★★☆☆
9アンジェス(4563)医薬品遺伝子治療★★★☆☆
10サンバイオ(4592)医薬品再生医療★★★☆☆
11オンコリスバイオ(4588)医薬品がん治療★★★☆☆
12KLab(3656)情報・通信業ゲーム★★☆☆☆
13リミックスポイント(3825)小売業暗号資産★★☆☆☆
14リプロセル(4978)化学iPS細胞★★☆☆☆
15シンバイオ製薬(4582)医薬品血液がん★☆☆☆☆
SECTION 03

各銘柄の注目ポイント

1位 ユニチカ(3103)
プライム 繊維製品
テーマ: データセンター 話題性: ★★★★★
注目の背景: DC向けガラス繊維需要への期待から年初来株価が約6倍に急騰。AI関連のデータセンター建設ラッシュに伴い、サーバー基板に使用されるガラス繊維の需要拡大が見込まれるとして投資家の買いが集中した。3Q決算でも経常利益を上方修正するなど業績面の裏付けもあったが、2/17にストップ高(2,192円、+22.3%)をつけた翌日2/18に一転してストップ安(1,692円、-22.81%)に沈んだ。テーマ株特有の過熱→急冷のサイクルが鮮明に表れた事例である。
注目ポイント: DC向けガラス繊維の成長ストーリー自体は健在だが、短期的な過熱感の解消には時間がかかる可能性。業績面での実力と株価の乖離がどこで収束するかが焦点
2位 ソフトバンクグループ(9984)
プライム 情報・通信業
テーマ: AI・OpenAI 話題性: ★★★★★
注目の背景: 2/12発表の2026年3月期3Q(4-12月)決算で、連結純利益が前年同期比5倍の3兆1,726億円に急拡大。同期間として過去最高の水準である。OpenAI評価額上昇による投資利益は2兆7,965億円を計上し、ビジョン・ファンド事業全体でも投資利益が3兆9,111億円と前年同期から大幅に拡大した。10-12月期(3Q単体)も2,485億円の黒字に転換し、前年同期の3,691億円の赤字から劇的に改善している。
注目ポイント: AI関連投資の評価益が中心のため、OpenAIをはじめとするポートフォリオ企業の評価額変動が業績を左右する。実現利益への転換や新規AI投資の動向が焦点
3位 メタプラネット(3350)
スタンダード 卸売業
テーマ: ビットコイン 話題性: ★★★★★
注目の背景: BTC(ビットコイン)を主要資産として保有する「日本版MicroStrategy」戦略で市場の注目を集めている。売上高は前年同期比1,702.1%増の45.17億円と爆発的な成長を遂げ、営業利益27.48億円を達成。BTC保有量は30,823BTCに到達した。一方で、BTC価格が1,023万円まで下落した2/13時点で含み損が2,005億円に膨らみ、株価は4日続落して325円まで下落する場面もあった。
注目ポイント: 3/25株主総会や「JAPAN BITCOIN FUTURE FORUM」など催事が目白押し。BTC価格の反転がカタリストとなる可能性がある一方、含み損拡大時のリスクにも留意が必要
4位 サンリオ(8136)
プライム 卸売業
テーマ: IP・株式分割 話題性: ★★★★☆
注目の背景: 2/12の3Q決算で経常利益を7%上方修正。年間配当を4円増額の66円に引き上げるとともに、2026年4月1日付で1株を5株に分割する株式分割を発表した。好決算・増配・株式分割のトリプル好材料が揃い、投資家の間で大きな話題となった。ハローキティをはじめとするキャラクターIPのグローバル展開が収益を牽引し、株価は6,020円(2/18時点)で堅調に推移。
注目ポイント: 株式分割により投資単位が約12万円に引き下げられ、個人投資家の参入障壁が低下。NISA枠での購入需要の拡大も期待される
5位 住友ファーマ(4506)
プライム 医薬品
テーマ: 決算 話題性: ★★★★☆
注目の背景: 2/18発表の2026年3月期3Q決算で、4-12月期の最終利益が前年同期比5.1倍の増益で着地。過去12四半期にわたり業績が改善傾向にあり、純利益率・営業利益率ともに大幅改善。自己資本比率の向上と有利子負債の削減も進んでいる。ただし前日2/17に年初来高値3,288円をつけた後、決算発表日に-8.06%の2,927.5円と急落。好決算出尽くし売りの展開となった。
注目ポイント: 赤字体質からの脱却が確認され回復トレンドが定着。短期的な利確売りが一巡した後の株価動向が焦点
6位 キオクシアホールディングス(285A)
プライム 電気機器
テーマ: 半導体 話題性: ★★★★☆
注目の背景: 2024年12月IPO後初の本決算シーズン。2/12発表の3Q累計では売上収益1兆3,348億円(前年同期比1.8%減)、営業利益2,736億円(同34.0%減)と減益だったが、通期予想は売上33%増・営業益77%増と強気の見通しを維持。NAND型フラッシュメモリー市場の回復が通期見通しの前提となっており、2/13には年初来高値24,420円を記録したが、2/18には-4.25%の21,420円に反落。
注目ポイント: AI需要によるDC向けSSDの拡大がNAND市場を下支えするかが鍵。1-3月期の業績動向とメモリー価格の推移が注目される
7位 ラクオリア創薬(4579)
グロース 医薬品
テーマ: 創薬 話題性: ★★★☆☆
注目の背景: 2/13発表の2025年12月期決算で、事業収益が前期比28.1%増の39.79億円、営業利益4.83億円と黒字を達成した。主力の胃食道逆流症治療薬tegoprazanの海外販売が好調で、創薬ベンチャーとしては珍しい安定的な収益化モデルを構築しつつある。
注目ポイント: 疼痛疾患に強みを持つパイプラインの進展と、tegoprazanの販売拡大による収益基盤の強化が成長ドライバー。株価は1,100円で推移
8位 ジーエヌアイグループ(2160)
グロース 医薬品
テーマ: 医療機器 話題性: ★★★☆☆
注目の背景: 2/13発表の3Q決算で売上収益は12.6%増の193.57億円。特に医療機器事業が71.5%の大幅増収と際立った伸びを見せた。製薬と医療機器の両輪で事業を展開する「ハイブリッドモデル」が特徴。海外募集による資金調達も実施し、通期では営業利益232.17億円を見込む。
注目ポイント: 中国市場中心の事業展開のため地政学リスクに留意が必要だが、製薬×医療機器の両軸成長は独自性が高い。株価は2,614円
9位 アンジェス(4563)
グロース 医薬品
テーマ: 遺伝子治療 話題性: ★★★☆☆
注目の背景: 2025年12月期の事業収益は前年同期比35.8%増の8.74億円に拡大。早老症治療薬の販売開始や検査受託サービスの拡大が寄与した。営業損失は51.45億円と依然として赤字だが、前年から縮小傾向にある。HGF遺伝子治療用製品の米国承認申請に向けた準備が進行中。
注目ポイント: 米国承認取得が実現すれば業績への大きなインパクト。株価は60円と低位で推移しており、パイプラインの進展次第で大きく動く可能性
10位 サンバイオ(4592)
グロース 医薬品
テーマ: 再生医療 話題性: ★★★☆☆
注目の背景: 脳神経系疾患向け再生細胞薬SB623の開発で知られるバイオベンチャー。2/17に株価が前日比+7.54%と急伸し2,161円をつけた。翌18日も2,247円で寄り付くなど買い意欲が旺盛。決算発表は3/17予定。
注目ポイント: 再生細胞薬の臨床試験の進展状況と承認に向けたロードマップの具体化が株価の方向性を決める重要イベント
11位 オンコリスバイオファーマ(4588)
グロース 医薬品
テーマ: がん治療 話題性: ★★★☆☆
注目の背景: がん治療用ウイルスOBP-301の開発を手がける創薬ベンチャー。2/13に株価が+10.63%と急騰し2,425円をつけた。OBP-301の国内承認申請に向けた先駆け総合評価相談が開始されており、実用化への期待が高まっている。
注目ポイント: 従来のライセンス型に加え自社での製造販売承認を目指す「ハイブリッド型」への転換を推進中。承認申請のタイムラインが鍵
12位 KLab(3656)
プライム 情報・通信業
テーマ: ゲーム 話題性: ★★☆☆☆
注目の背景: 2/12発表の2025年12月期決算で売上高が17.5%減の68.56億円、純損失41.76億円と厳しい結果に。主力のモバイルゲームタイトルの不振が続いている。一方で自己資本比率は76.9%と財務基盤は健全。業績予想は非開示。
注目ポイント: 新タイトルのリリースと新事業への展開が巻き返しの鍵。株価は325円で低迷が続いている
13位 リミックスポイント(3825)
スタンダード 小売業
テーマ: 暗号資産 話題性: ★★☆☆☆
注目の背景: 暗号資産交換業を展開するが、3Q売上は155.24億円(前年同期比7.5%減)、営業損失7.54億円と苦戦。暗号資産市場の変動に収益が左右される構造が続いている。株価は235円(2/18時点)。
注目ポイント: メタプラネットと同様にBTC関連銘柄として注目されるが、事業モデルの安定化と収益基盤の確立が課題
14位 リプロセル(4978)
グロース 化学
テーマ: iPS細胞 話題性: ★★☆☆☆
注目の背景: iPS細胞関連事業を手がけるが、米国市場の停滞により3Q売上は22.2%減の16.09億円。通期予想も下方修正され、売上高22.76億円(前期比23.4%減)を見込む。一方で現金68.48億円を保有し、財務基盤は安定。
注目ポイント: iPS細胞技術の商業化は中長期テーマ。米国市場の回復と新規受注の動向が業績反転の鍵。株価は160円
15位 シンバイオ製薬(4582)
グロース 医薬品
テーマ: 血液がん 話題性: ★☆☆☆☆
注目の背景: 主力の血液がん治療薬トレアキシン®の売上が46.7%減の13.07億円と大幅に減少。2/5の決算発表後、2/6には年初来安値81円を更新。次期はパートナリング収入38.91億円を見込むが、赤字継続の見通し。
注目ポイント: 主力薬依存からの脱却が最重要課題。パイプラインの臨床試験開始と新たな提携先の確保が株価反転の条件
SECTION 04

テーマ別の傾向

AI・テクノロジー関連

ソフトバンクグループ(9984)、キオクシア(285A)、ユニチカ(3103)

AI需要の拡大が半導体・データセンター関連に波及し、OpenAIの評価額上昇がSBGの利益を3兆円規模に押し上げた。キオクシアもNANDメモリー回復期待で注目を集め、ユニチカはDC向けガラス繊維というニッチ素材で急騰劇を演じた。AI関連の裾野が素材・部品メーカーにまで広がっていることが確認された。

暗号資産・ビットコイン関連

メタプラネット(3350)、リミックスポイント(3825)

メタプラネットのBTC3万枚超保有という大胆な経営戦略が話題を集める一方、BTC価格下落時の含み損リスクも顕在化した。リミックスポイントも暗号資産交換業で業績が市況に左右される構造にあり、暗号資産関連銘柄はBTC価格との連動性の高さが改めて意識されている。

バイオ・医薬品

住友ファーマ(4506)、ラクオリア創薬(4579)、ジーエヌアイG(2160)、アンジェス(4563)、サンバイオ(4592)、オンコリスバイオ(4588)、シンバイオ製薬(4582)

15銘柄中7銘柄がバイオ・医薬品セクターとなった。住友ファーマの劇的な業績回復(利益5.1倍)やラクオリアの黒字達成など明暗がはっきり分かれた。一方で、再生医療(サンバイオ)、遺伝子治療(アンジェス)、がん治療ウイルス(オンコリス)など先進的な治療法の開発進展が共通の注目テーマとなっている。

IP・エンタメ・ゲーム

サンリオ(8136)、KLab(3656)

サンリオは好決算+株式分割+増配のトリプル好材料で投資家の買い意欲が旺盛。IPビジネスのグローバル展開力が改めて評価された。一方、KLabはモバイルゲーム市場の構造変化に苦しみ赤字が継続。IPの強さが企業の明暗を分けた格好となった。

SECTION 05

業種別の分布

医薬品
7銘柄
47%
情報・通信業
2銘柄
13%
卸売業
2銘柄
13%
その他
4銘柄
27%

業種別では医薬品が7銘柄(47%)と圧倒的多数を占めた。日本市場におけるバイオ・医薬品銘柄への個人投資家の関心の高さが改めて浮き彫りになった形である。情報・通信業(SBG、KLab)と卸売業(サンリオ、メタプラネット)がそれぞれ2銘柄で続いた。

市場区分別では、東証グロース上場が6銘柄(40%)と最多で、バイオベンチャーが多いことを反映している。東証プライムは6銘柄(40%)、東証スタンダードは3銘柄(20%)であった。大型株ではSBGやサンリオなど好決算銘柄が中心となった一方、グロース市場では開発パイプラインへの期待による思惑買いが目立った。

SECTION 06

今後の注目ポイント

2026年2月18日の注目銘柄 総括

決算シーズン終盤を迎えた東京市場では、AI関連の巨額利益、テーマ株の急騰急落、バイオ銘柄の開発進展と三つの大きな潮流が確認された。特にソフトバンクグループの純利益3.1兆円とOpenAI効果は市場全体のAI投資機運を高める一方、ユニチカの年初6倍→ストップ安は、テーマ株投資のリスクを改めて示すものとなった。

今後の注目イベント

  • 3月17日: サンバイオ(4592)決算発表 — 再生細胞薬SB623の開発進捗に注目
  • 3月25日: メタプラネット(3350)株主総会 — BTC戦略の今後の方針
  • 4月1日: サンリオ(8136)株式分割効力発生日 — 個人投資家の需要拡大
  • 通期: オンコリスバイオ(4588) OBP-301の承認申請動向
  • 通期: アンジェス(4563) HGF遺伝子治療の米国展開

※本記事は公開情報に基づく情報整理であり、個人の見解を含みます。特定の銘柄の売買や投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任においてお願いいたします。

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